2015年11月26日木曜日

両手打ちバックハンドの青写真:よくある問題(その16):フロリアン・メイヤー

よくある問題-16 ラケット・フェースが上を向く

オーバー・ミスが多い原因のひとつは、ラケット・フェースが上を向いていることです。


ラケット・フェースが上を向いた状態で、スピードのあるスウィングをしたなら、ボールは遠くへ飛び、オーバーミスとなります。

コンタクトでは、ラケット・フェースは垂直になる必要があります。

コンタクトの直前では、ラケット・フェースは少し下を向く必要があります。下の写真の右側のようにです。左の写真の角度では、コンタクトで、ラケット・フェースは、上を向いてしまいます。



矯正の仕方

最初にチェックするのは、グリップです。

左手が、2の面にあるようでは、ラケット・フェースは上を向いてしまいます。3の面にあるようにしてください。

右手が、3とか4の面であるようでは、やはりラケット・フェースは上を向きます。2か1.5の面に右手がくるようにしてください。

基本編のグリップの項目を復習してください。


グリップが適切なのに、コンタクトでラケット・フェースが上を向いてしまう場合は、ユニット・ターンで、ラケット・フェースが、上を向いてしまっていることが多いです。


腕の位置に着目することで、これを矯正します。

左の肘を少し上げることで、よりよい角度に変えることができます。

右腕を体に近づけることでも、ラケット・フェースの向きは改善されます。

誇張して、やってみることも大切です。私はしばしば、この問題を抱える生徒に、ユニット・ターンの最後に、思いっきりラケット・フェースを下に向けるように指導します。下の写真の様にです。


以上

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