2015年11月28日土曜日

両手打ちバックハンドの青写真:よくある問題(その17):フロリアン・メイヤー

よくある問題-17 後ろ足が開放されない

パワーがでない問題のひとつに、後ろ足が開放されない場合があります。

後ろ足が開放されないと、腰がブロックされて、回転が適切にできず、パワーを失います。

これは、コーナーに追い込まれて、クローズド・スタンスで打つ場合に、よく起こります。


後ろ足を開放して、下のビデオのように動かす必要があります。



コートのセンター付近では、ニュートラル・スタンスで後ろ足を前にひきずるように開放するのは、それほど難しくはありません。


下の写真で、左側は後ろ足を開放しないで打っています。


左側では、コンタクトの時に腰はほぼ横方向です。

後ろ足を開放して打つ右側では、腰がネット・ポストの方向を向いています。こうすることで、腰を回転させ、上体をひねり戻します。

回転量は、多ければいいというものではなく、多くもなく少なくもない適切な範囲があります。


次に後ろ足に注目しましょう。


右側では、後ろ足は上に上がり、少し回転しています。これは上体を適切に使って、ラケットを振った場合の、自然な反応です。

コンタクトの後でも、後ろ足は、前足の右側にあります。コンタクトと同時に、後ろ足を前足の左側まで回すのではありません。コンタクトが完全に終了してからです。


矯正の方法

後ろ足に、焦点を当てる必要があります。

コートのセンター付近でニュートラル・スタンスで打つ場合、下の写真のように後ろ足のつま先を、引きずりあげる必要があります。


こうしないと、腰がブロックされて、回転できません。

打点が高ければ、後ろ足は宙に浮くようになります。後ろ足を、回してしまってはいけません。


コーナーに追い込まれた時は、通常クローズド・スタンスで打つことになりますが、下の写真のように、左足を開放してください。


こうすることで、上体を回転させることができます。


後ろ足が、下の写真のように回ってくるのは、コンタクトの後です。コンタクトしながら回らないようにしてください。


後ろ足の動きに注意して、プログレッシブ・システムを使って、練習してください。

以上

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