よくある問題-06 コンタクトが遅い
両手打ちバックハンドで、最もよくある問題のひとつで、なおかつ、矯正が難しいのが、コンタクトが遅いというものです。
体と同じ場所、時には体の後ろで、コンタクトしてしまうということです。
結果として、パワーとコントロールを失います。
コンタクトは、右腰の前、前足のつま先のあたりで行う必要があります。
矯正の仕方
この問題は、前でコンタクトしようと試みても、うまくいかない場合がほとんどです。
コーチが、前でコンタクトするように何年間いっても、変わらないことが多いのです。
コンタクトの前の要素に、着目する必要があります。それが、コンタクトが遅くなる原因だからです。
コンタクトが遅くなる原因のひとつに、大きなバック・スウィングがあります。下の写真です。
この問題を抱えている場合は、ショート・コンパクト・モーションに取り組んでください。
ドリルのその7の、フェンス・ドリル(ショート・コンパクト・モーション)です。
ユニット・ターン終了時の腕の位置、ユニット・ターンからスロット・ポジションへの腕の移動を、素振りで直していくようにしてください。
バック・スウィングがコンパクトにできている場合でも、コンタクトが遅くなってしまう場合もあります。
この場合、スロット・ポジションに問題があることが多いです。
適切なスロット・ポジションをとることは、遅いコンタクトを避けるために必須です。
基本のスロット・ポジションのビデオを見て、どこがおかしいかよく観察してください。
下の写真のように、両足に均等に体重が乗り、腕が体の近くにあり、膝が曲がり、正しい運動連鎖の順番で体が動けば、コンタクトが後ろになることは、ありません。
スロット・ポジションへの、体と腕の動きが正しくなくて、コンタクトが遅れる場合もあります。
運動連鎖の順番が正しくない、例えば、上体のひねり戻しを下半身より早くしてしまう場合もあります。
スロット・ポジションで。腕が十分に下がっていなくて、コンタクトが遅れる場合もあります。
スロット・ポジションの近辺を、詳細に観察してください。
以上
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