2015年11月20日金曜日

両手打ちバックハンドの青写真:よくある問題(その4):フロリアン・メイヤー

よくある問題-04 正面を向きすぎ

両手打ちバックハンドで最もよくある問題のうちのひとつは、コンタクトで上体が正面を向きすぎるというものです。下の写真のようにです。


こうなってしまう原因の多くは、上体を十分にターンしていないことから生じます。

結果として、コンタクトで正面を向きすぎ、パワーが生み出せず、コントロールも失います。

コンタクトでは、上体が、ネット・ポストの方向を向くようにしなければいけません。



上の写真の、左は悪い例です。上体のターンが少ないのです。
右の良い例に比べてほんの少しの違いですが、結果は大きく異なってきます。

右の良い例では、ユニット・ターンから上体が捻り戻された後、上体の回転はゆっくりとなり、腕が加速していき、コンタクトをむかえます。

左の悪い例では、上体は回転しっぱなしで、コンタクトの時に上体が正面を向きすぎてしまいます。



上の写真で、コンタクトの時に、上体がどの方向に向いているか、よくわかると思います。

右のよい例では、コンタクトの後の上体の回転は、それほど大きくはなりません。

左の悪い例では、コンタクトの後も、上体は回り続けることになります。


矯正の仕方



ユニット・ターンを正しく行うことから始めます。肩は腰よりも少し多く回転し、背中はほんの少しだけネットの方向を向きます。これが、フル・ユニット・ターンです。まずはここをチェックします。

素振りを続けて、コンタクトの時の上体を、チェックします。そして素振りを続けます。

フィニッシュの時の、上体の向きを最後にチェックしてください。

そして、少しずつスピードを上げていきます。素振りでのチェックを、数多く行ってください。


うまくいくようになったら、実際にボールを打つ等、プログレッシブ・システムを使って、難易度を上げていくようにしてください。

以上

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