2015年11月29日日曜日

両手打ちバックハンドの青写真:スタンス(その1、2):フロリアン・メイヤー

スタンス-01 イントロ

両手打ちバックハンドのスタンスについて話しましょう。

ニュートラル・スタンスで打つべきか、クローズド・スタンスで打つべきかと、よく聞かれますが、いつも決まったスタンスで打つのではなく、状況によって使い分けるというのが正解です。

両手打ちバックハンドの場合は、比較的シンプルです。

コートの真ん中付近では、ニュートラル・スタンスを使い、コーナーに近い時は、クローズド・スタンスを使います。追い込まれて困難な状況では、オープン・スタンスを使います。これが、ガイドラインです。

右足の動き、左足の動き、体重移動について、見ていくことにしましょう。


スタンス-02 ニュートラル・スタンス

ニュートラル・スタンスは、最も重要で、基本となるスタンスです。コートの中央付近で使います。

コーナー付近でも、ステップ・インする余裕があるときには、ニュートラル・スタンスを使って、ダウン・ザ・ラインに打ったりもします。

ニュートラル・スタンスとは、上体をターンさせて、後ろ足に体重を乗せ、体の位置を決めたら、前足を踏み込んで、両足の位置関係を、シングルス・サイドラインと平行にします。



後ろ足の向きはベースラインと平行、前足の向きはネットポストの方向です。

ニュートラル・スタンスで大事なのは、ボールを打つと同時に、後ろ足を引き寄せて踵が上がるようにすることです。こうすることで、上体を回転させて打つことができます。

時には、後ろ足が地面から離れるほど、上にあげることもあります。コンタクトの時には、カウンターとして、後ろから見て、右側に動く時もあります。

打ち終わった後、後ろ足が回ってきて正面を向く場合もありますが、打ちながら回してくるのは、絶対に避けてください。



練習の仕方

ゆっくりとした素振りで繰り返し練習を行い、徐々にスピードを上げていきます。

後ろ足に体重を乗せて位置を決めてから、前足を踏み出すようにしてください。いきなり前足に体重をかける間違いを、多く見かけます。


意識しなくても、正しくニュートラル・スタンスが使えるように、繰り返し練習してください。

以上

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