2015年11月30日月曜日

両手打ちバックハンドの青写真:スタンス(その3):フロリアン・メイヤー

スタンス-03 クローズド・スタンス

クローズド・スタンスは、コーナー付近で多く使われます。オープン・スタンスは、さらに追い込まれた状態の時に使われることが多いです。

プロの試合では、クローズド・スタンスで打つのを多く見ます。なぜなら、お互いに相手を振り回すからです。

クローズド・スタンスでは、後ろ足に体重をかけるところまでは、ニュートラル・スタンスと同じですが、その後前足を、大きく斜め前に踏み出します。


クローズド・スタンスでは、後ろ足を開放するのが非常に大切です。後ろ足を開放しなければ、パワーを生み出せません。

コンタクトの時に、後ろ足が地面から離れているのが通常です。


そして、コンタクトの後に、後ろ足が回ってきます。コンタクトと同時に後ろ足が回ってくるのは、避けてください。


後ろ足を開放しないで、下の写真のようにスウィングしたのでは、絶対にパワーは出ません。


下のビデオにように打ってください。



素振りでの練習

最初は、ゆっくりと行ってください。

コーナーに動きながら、後ろ足をセットしますが、ニュートラル・スタンスに比べて時間がないため、前足の踏み出しも、動きながら行うような感じになります。

重要なことは、後ろ足を開放することです。打ち終わった後、後ろ足がまわってきます。


非常にゆっくりとしたスピードで素振りを繰り返してください。

フィーリングがわかってきたら、スピードを上げていきます。自然におこなえるようになるまで、繰り返してください。

プログレッシブ・システムを使って、徐々に難易度をあげていくようにしてください。

以上

2015年11月29日日曜日

両手打ちバックハンドの青写真:スタンス(その1、2):フロリアン・メイヤー

スタンス-01 イントロ

両手打ちバックハンドのスタンスについて話しましょう。

ニュートラル・スタンスで打つべきか、クローズド・スタンスで打つべきかと、よく聞かれますが、いつも決まったスタンスで打つのではなく、状況によって使い分けるというのが正解です。

両手打ちバックハンドの場合は、比較的シンプルです。

コートの真ん中付近では、ニュートラル・スタンスを使い、コーナーに近い時は、クローズド・スタンスを使います。追い込まれて困難な状況では、オープン・スタンスを使います。これが、ガイドラインです。

右足の動き、左足の動き、体重移動について、見ていくことにしましょう。


スタンス-02 ニュートラル・スタンス

ニュートラル・スタンスは、最も重要で、基本となるスタンスです。コートの中央付近で使います。

コーナー付近でも、ステップ・インする余裕があるときには、ニュートラル・スタンスを使って、ダウン・ザ・ラインに打ったりもします。

ニュートラル・スタンスとは、上体をターンさせて、後ろ足に体重を乗せ、体の位置を決めたら、前足を踏み込んで、両足の位置関係を、シングルス・サイドラインと平行にします。



後ろ足の向きはベースラインと平行、前足の向きはネットポストの方向です。

ニュートラル・スタンスで大事なのは、ボールを打つと同時に、後ろ足を引き寄せて踵が上がるようにすることです。こうすることで、上体を回転させて打つことができます。

時には、後ろ足が地面から離れるほど、上にあげることもあります。コンタクトの時には、カウンターとして、後ろから見て、右側に動く時もあります。

打ち終わった後、後ろ足が回ってきて正面を向く場合もありますが、打ちながら回してくるのは、絶対に避けてください。



練習の仕方

ゆっくりとした素振りで繰り返し練習を行い、徐々にスピードを上げていきます。

後ろ足に体重を乗せて位置を決めてから、前足を踏み出すようにしてください。いきなり前足に体重をかける間違いを、多く見かけます。


意識しなくても、正しくニュートラル・スタンスが使えるように、繰り返し練習してください。

以上

両手打ちバックハンドの青写真:よくある問題(その19):フロリアン・メイヤー

よくある問題-19 筋肉の活性化

よくある問題を解決するのに、もうひとつ有効な方法は、筋肉の活性化です。

これは、ちょっと複雑ですで、ひとりで行うのは難しいかもしれませんが、説明します。


ラケットを水平に振ってしまい、スロット・ポジションでラケットが十分に落ちない場合を、例にしましょう。

ラケットを下に落とすための筋肉を、活性化します。必要な筋肉に刺激を与えるのです。

この場合は、左手を右手の下に添えます。そして、右手はラケットを押し下げます。この時に、左手を少し押し上げるように力を入れ、右手に抵抗を与えます。こうして、筋肉を活性化するのです。


これは、非常に有効な方法ですが、コーチやパートナーの助けが必要かもしれません。問題が何かによって、複雑さは異なります。


もうひとつの例として、ラケットが上を向いてしまう場合を取り上げましょう。

ラケットを下を向けるために、右手を内側に回しますが、その時に左手を下の写真のように当てて、抵抗をつくりだします。



生徒が非常に困難な問題を抱えている場合には、この方法で矯正することが多いです。

以上

2015年11月28日土曜日

両手打ちバックハンドの青写真:よくある問題(その18):フロリアン・メイヤー

よくある問題-18 誇張して矯正する

テクニック面の矯正で、大事な考え方は、誇張して矯正するということです。

例えば、ラケットを水平に振ってしまうしまう人が、下から上へのスウィングの改造に取り組むとします。

バック・スウィングの時に、ほんの少しラケットを下げたとしても、本人にとっては劇的に感じます。しかし、適切なスウィングのためには、もっと大きくラケットを下げる必要があるのです。

したがって、ラケットを下げることを、極端に誇張して練習する必要があります。




地面にラケットがつくと感じるくらいに、誇張しなければなりません。

ビデオを撮って、自分で見てみるのは非常に有効です。


誇張した状態で、素振りを繰り返してください。また、ボールを打つ時でも、誇張することを忘れないでください。

以上

両手打ちバックハンドの青写真:よくある問題(その17):フロリアン・メイヤー

よくある問題-17 後ろ足が開放されない

パワーがでない問題のひとつに、後ろ足が開放されない場合があります。

後ろ足が開放されないと、腰がブロックされて、回転が適切にできず、パワーを失います。

これは、コーナーに追い込まれて、クローズド・スタンスで打つ場合に、よく起こります。


後ろ足を開放して、下のビデオのように動かす必要があります。



コートのセンター付近では、ニュートラル・スタンスで後ろ足を前にひきずるように開放するのは、それほど難しくはありません。


下の写真で、左側は後ろ足を開放しないで打っています。


左側では、コンタクトの時に腰はほぼ横方向です。

後ろ足を開放して打つ右側では、腰がネット・ポストの方向を向いています。こうすることで、腰を回転させ、上体をひねり戻します。

回転量は、多ければいいというものではなく、多くもなく少なくもない適切な範囲があります。


次に後ろ足に注目しましょう。


右側では、後ろ足は上に上がり、少し回転しています。これは上体を適切に使って、ラケットを振った場合の、自然な反応です。

コンタクトの後でも、後ろ足は、前足の右側にあります。コンタクトと同時に、後ろ足を前足の左側まで回すのではありません。コンタクトが完全に終了してからです。


矯正の方法

後ろ足に、焦点を当てる必要があります。

コートのセンター付近でニュートラル・スタンスで打つ場合、下の写真のように後ろ足のつま先を、引きずりあげる必要があります。


こうしないと、腰がブロックされて、回転できません。

打点が高ければ、後ろ足は宙に浮くようになります。後ろ足を、回してしまってはいけません。


コーナーに追い込まれた時は、通常クローズド・スタンスで打つことになりますが、下の写真のように、左足を開放してください。


こうすることで、上体を回転させることができます。


後ろ足が、下の写真のように回ってくるのは、コンタクトの後です。コンタクトしながら回らないようにしてください。


後ろ足の動きに注意して、プログレッシブ・システムを使って、練習してください。

以上

2015年11月26日木曜日

両手打ちバックハンドの青写真:よくある問題(その16):フロリアン・メイヤー

よくある問題-16 ラケット・フェースが上を向く

オーバー・ミスが多い原因のひとつは、ラケット・フェースが上を向いていることです。


ラケット・フェースが上を向いた状態で、スピードのあるスウィングをしたなら、ボールは遠くへ飛び、オーバーミスとなります。

コンタクトでは、ラケット・フェースは垂直になる必要があります。

コンタクトの直前では、ラケット・フェースは少し下を向く必要があります。下の写真の右側のようにです。左の写真の角度では、コンタクトで、ラケット・フェースは、上を向いてしまいます。



矯正の仕方

最初にチェックするのは、グリップです。

左手が、2の面にあるようでは、ラケット・フェースは上を向いてしまいます。3の面にあるようにしてください。

右手が、3とか4の面であるようでは、やはりラケット・フェースは上を向きます。2か1.5の面に右手がくるようにしてください。

基本編のグリップの項目を復習してください。


グリップが適切なのに、コンタクトでラケット・フェースが上を向いてしまう場合は、ユニット・ターンで、ラケット・フェースが、上を向いてしまっていることが多いです。


腕の位置に着目することで、これを矯正します。

左の肘を少し上げることで、よりよい角度に変えることができます。

右腕を体に近づけることでも、ラケット・フェースの向きは改善されます。

誇張して、やってみることも大切です。私はしばしば、この問題を抱える生徒に、ユニット・ターンの最後に、思いっきりラケット・フェースを下に向けるように指導します。下の写真の様にです。


以上

両手打ちバックハンドの青写真:よくある問題(その15):フロリアン・メイヤー

よくある問題-15 ラケット・フェースが下を向く

ネット・ミスが多いようであれば、ラケット・フェースが、下を向いている可能性があります。

トップ・スピンのかかった高さと深さのあるボールを打つためには、コンタクトでフェースが垂直になっている必要があります。


矯正の仕方

最初に、グリップをチェックしてください。間違ったグリップは、この問題を引き起こします。

左手が厚いと、フェースは下を向きます。人差し指の付け根の関節が、3の面になるようにしてください。

基本編のグリップのところを復習してください。

右手も同じようにチェックしてください。


グリップが適切であっても、ラケット・フェースが下を向いてしまう場合には、手首の形に問題があることが多いです。

バック・スウィングの時に、下に写真のようにフェースを下に向けてしまうのです。


ユニット・ターンの最後では、ラケット・フェースがほぼ横を向くようにしてください。少しだけ下を向きます。下の写真の様にです。


以上

2015年11月25日水曜日

両手打ちバックハンドの青写真:よくある問題(その14):フロリアン・メイヤー

よくある問題-14 不完全なユニット・ターン

パワーがでないという、よくある問題のひとつの原因に、腕に関してユニット・ターンが不完全だという場合があります。

上体はしっかりセットされているのですが、腕が体に近いのです。下の写真のようにです。


ラケットの加速ができず、パワーがでません。

下の写真のように、右腕はほとんど真っ直ぐで、左腕は少し曲がって、ラケットは体と離れ、右肩の筋肉が伸びている必要があります。


下の写真は、私の生徒のものです。左はレッスンを受ける前、右はユニット・ターンを矯正した後のもです。


ラケットの先端と体との距離に注目してください。矯正後は、十分に距離があり、右肩の筋肉も伸びています。


矯正の仕方

レディー・ポジションからユニット・ターンの部分だけを取り出して、素振りから始めます。

ユニット・ターンの完了時に、右腕がほぼ真っ直ぐに伸びており、左腕は曲がり、右肩が伸びているように誇張してみてください。


レディー・ポジションからユニット・ターンの部分がうまくいくようになったら、レディー・ポジションからフィニッシュまでの素振りをおこなうようにし、徐々に難易度を上げていきます。

以上

2015年11月24日火曜日

両手打ちバックハンドの青写真:よくある問題(その13):フロリアン・メイヤー

よくある問題-13 ラケットが下がらない

ネット・ミスが多かったり、深さが足りなかったり、トップ・スピンがかからなっかたりする原因のひとつに、ラケットが十分に下がっていない場合があります。


ラケットを十分に下げて、約30度の角度でスウィングする必要があります。


矯正の仕方

この問題を矯正するには、強く誇張してみることです。


上の写真のように、ラケットが地面に付くくらい、ラケットを下げて、素振りをしてみてください。

この問題の解決には時間がかかることが多いです。腕も脳も、新しい動きに抵抗するからです。

筋肉の活性化の方法も有効です。右手を押し下げるとともに、左手で、右手が下へ動こうとするのに、抵抗を与えます。下の写真のようにです。


筋肉の活性化の詳細については、別の項目で紹介します。

以上

2015年11月23日月曜日

両手打ちバックハンドの青写真:よくある問題(その12):フロリアン・メイヤー

よくある問題-12 アウトサイド-インのスウィング

パワーがでない問題のひとつに、アウトサイド-インのスウィング・パスがあります。

トップ・スピンのショットにおいては、フォアハンドでも、片手打ちバックハンドでも、両手打ちバックハンドでも、インサイド-アウトのスウィング・パスが必要です。

インサイド-アウトとは、体の近くから、体から離れたところに、スウィングをするということです。そうすることで、パワーを生み出します。


アウトサイド-インとは、体から離れたところから、スウィングを始めて、ほぼ真っ直ぐに前に振ることをいいます。

アウトサイド-インと呼称していますが、実際はほぼ真っ直ぐに前に向かいます。

アウトサイド-インのスウィング・パスは、アンディ・ロディックが持っていた問題です。このために、ロディックのバックハンドは、プロの中では弱かったのです。



矯正の仕方

最初に、グリップに問題がないかどうかチェックしてください。

ロディックは、右手のグリップに問題があったため、アウトサイド-インのスウィングになってしまいました。

グリップの項目をチェックして、グリップが許容できる範囲に収まっているか、確認してください。


グリップの次は、スロット・ポジションに焦点を当ててください。

スロット・ポジションで、腕が体の近くにあれば、インサイド-アウトでスウィングできます。

インサイド-アウト・ヒッティングのドリルも行ってください。

実際の試合で、逆クロスへバックハンドを打つことは考えられませんが、インサイド-アウトのスウィング・パスを身につけるためには、非常に有効です。

以上

両手打ちバックハンドの青写真:よくある問題(その11):フロリアン・メイヤー

よくある問題-11 後傾する


ラケット・フェースが、ほとんどいつも上を向いてしまうため、ボールは上方へ飛びだし、オーバー・ミスになります。

長年バックハンドが苦手な人に多く、精神状態が守備的になっていることが、原因です。


矯正の仕方

ひとつめは、前傾するくらいの気持ちで、誇張してやってみることです。前傾する気持ちでやってみて、ちょうど上体が真っ直ぐになることが多いです。

次は、体重移動です。後傾している場合には、ずっと後ろ足に体重が乗っていることになります。

前足を踏み出して、両足に均等に体重をかけ、ラケットを振り出すとともに、体重を前足に移動していきます。

フィニッシュを維持して、前足に体重が乗っているのを、確認してください。

以上

両手打ちバックハンドの青写真:よくある問題(その10):フロリアン・メイヤー

よくある問題-10 前傾する

ネット・ミスが多い場合の、よくある問題は、打つ時に前傾してしまうことです。

ステップ・インして、前でボールを捉えるように、教えられることが多いと思いますが、前傾しないようにしてください。

前傾してしまうと、下から上へのスウィングは、ほとんど不可能です。

前傾が全然だめかというと、時にはほんの少し前傾してもいい場合もあります。

しかし、一般的には真っ直ぐに上体を保ってください。



矯正の仕方

誇張して、やってみることが、ひとつの解決法です。

前傾するのに慣れてしまっている場合は、自分が後傾しているくらいに感じるように、誇張してみます。

少しの変化でも、劇的に感じるものです。後傾しているかと感じる位で、真っ直ぐになることが多いです。


もうひとつは、体重移動のタイミングに着目します。前傾する人の多くは、体重移動が早すぎる場合が多いのです。


後ろ足に体重をかけて、待ちます。ラケットを動かし始める時に、前足を踏み出して、両足に均等に体重がかかるようにし、コンタクトの時に前足に体重が移動するようにします。


以上

両手打ちバックハンドの青写真:よくある問題(その9):フロリアン・メイヤー

よくある問題-09 左に倒れる

左に倒れながら打ち、打った後コートの外側に倒れこむように動いてしまうのも、よくある問題です。

これも、パワーとコントロールを失います。

上体は、より真っ直ぐな姿勢で、ショットを打つ必要があります。そうすることで、コートのセンター側に体をとどめることも可能になります。


矯正の仕方

上体を真っ直ぐに保って打ち、フィニッシュでバランスを崩さないようにします。

フィニッシュでバランスを崩さなければ、リカバリーも容易です。

フィニッシュを維持し、上体を真っ直ぐに保つように、素振りで練習するところから始めます。

プロのプレーヤーも、可能な限り、バランスを保った状態でショットを打ちます。ショットにパワーを生み出すためと、リカバリーのためにです。

もちろん、コーナーに追い出された時などは、バランスを保つことができませんが、可能な限り避けるべきです。

プログレッシブ・システムを使って、練習をしてください。

以上

両手打ちバックハンドの青写真:よくある問題(その8):フロリアン・メイヤー

よくある問題-08 打ちながらセンターに動いてしまう

バックハンドが苦手な人に多いのが、打ちながらセンターに動いてしまう、打ち終える前に動いてしまうことです。

これは、バックハンドが弱いことによる、心的態度によっておこります。バックハンドが弱いことを意識して、次のショットに早く備えようとするからです。

この心的態度を変えて、バックハンドを打ち切るようにする必要があります。



矯正の仕方

幸いなことに、この問題は、比較的簡単に矯正できます。

しっかりとフィニッシュを維持し、1、2、と数えます。前足に体重が乗った状態でです。

1,2、と数えた後、次のショットに向けて足を動かし始めます。

テクニックだけでなく、心的態度を変える必要があります。

質の高いショットを打つのを優先し、次のショットのことは気にしないことです。

以上

2015年11月22日日曜日

両手打ちバックハンドの青写真:よくある問題(その7):フロリアン・メイヤー

よくある問題-07 腕に頼りすぎ

両手打ちバックハンドの問題で、一番よくあるのは、動き始めの段階で、腕に頼りすぎて、体を正しい位置にセットできないことです。


腕だけを、独立して動かしてしまうということです。

結果として、コンタクトが遅くなり、パワーも生み出せず、フィーリングも最悪で、腕も緊張します。


ユニット・ターンを正しく行う必要があります。下の写真です。


腕はリラックスして、腕はほとんど何もしていないように感じます。


矯正の仕方

バックハンド側にボールがきた時、腕の動きを感じるのではなく、体をセットする感覚を磨く必要があります。

レディー・ポジションからユニット・ターンまでの間、ラケットから指を離して練習すると、非常に効果があります。

こうすると、ラケットを握り締めず、腕の動きを少なくすることができます。


基本のところの、ユニット・ターンのビデオも、必ず見てください。

止まった状態ではうまくできるようになっても、動きを伴うと、腕だけ動かしてしまう場合がよく見受けられます。

動いている間も、腕は最小限しか動かさないように、プログレッシブ・システムを使って練習してください。

以上

両手打ちバックハンドの青写真:よくある問題(その6):フロリアン・メイヤー

よくある問題-06 コンタクトが遅い

両手打ちバックハンドで、最もよくある問題のひとつで、なおかつ、矯正が難しいのが、コンタクトが遅いというものです。

体と同じ場所、時には体の後ろで、コンタクトしてしまうということです。

結果として、パワーとコントロールを失います。

コンタクトは、右腰の前、前足のつま先のあたりで行う必要があります。



矯正の仕方

この問題は、前でコンタクトしようと試みても、うまくいかない場合がほとんどです。

コーチが、前でコンタクトするように何年間いっても、変わらないことが多いのです。

コンタクトの前の要素に、着目する必要があります。それが、コンタクトが遅くなる原因だからです。


コンタクトが遅くなる原因のひとつに、大きなバック・スウィングがあります。下の写真です。


この問題を抱えている場合は、ショート・コンパクト・モーションに取り組んでください。

ドリルのその7の、フェンス・ドリル(ショート・コンパクト・モーション)です。

ユニット・ターン終了時の腕の位置、ユニット・ターンからスロット・ポジションへの腕の移動を、素振りで直していくようにしてください。


バック・スウィングがコンパクトにできている場合でも、コンタクトが遅くなってしまう場合もあります。

この場合、スロット・ポジションに問題があることが多いです。

適切なスロット・ポジションをとることは、遅いコンタクトを避けるために必須です。

基本のスロット・ポジションのビデオを見て、どこがおかしいかよく観察してください。

下の写真のように、両足に均等に体重が乗り、腕が体の近くにあり、膝が曲がり、正しい運動連鎖の順番で体が動けば、コンタクトが後ろになることは、ありません。


スロット・ポジションへの、体と腕の動きが正しくなくて、コンタクトが遅れる場合もあります。

運動連鎖の順番が正しくない、例えば、上体のひねり戻しを下半身より早くしてしまう場合もあります。

スロット・ポジションで。腕が十分に下がっていなくて、コンタクトが遅れる場合もあります。

スロット・ポジションの近辺を、詳細に観察してください。

以上

2015年11月21日土曜日

両手打ちバックハンドの青写真:よくある問題(その5):フロリアン・メイヤー

よくある問題-05 回転のしすぎ

回転のしすぎは、正面を向きすぎと、非常に似通っています。

違う項目として取り上げたのは、心的態度が違う場合が多いからです。

回転のしすぎは、上体の回転によって、パワーを生み出そうとして起こります。

上体の回転は必要ですが、パワーを生み出すための、ひとつの要素でしかありません。

回転のしすぎは、コントロールを失い、フレーム・ショットが多くなり、また、コンタクトで正面を向きすぎることから、パワーも失います。



矯正の仕方

最初に、体の各部分が、どの順番で動くのかを、理解する必要があります。

ユニットターンから、スロット・ポジションに移行した後、足、腰、肩の順で、ひねり戻しを行います。

腰、肩のひねり戻しは、普通の人が思うほど、大きな動きではありません。

コンタクトの時、上体はネット・ポストの方向を向きます。左肩は、右肩の後ろにあります。


なお、ユニット・ターンの時に、ラケットが体から離れていると、回転のしすぎが起こりやすいので、注意してください。

体の使い方を理解したら、プログレッシブ・システムを使って練習してください。


もうひとつ、回転のしすぎで注意して欲しいのは、後ろ足です。上体と一緒に、後ろ足が回ってしまうのは、問題です。


打ち終わってから、後ろ足が開放されて、自然に正面を向くのは、問題ありません。

以上

2015年11月20日金曜日

両手打ちバックハンドの青写真:よくある問題(その4):フロリアン・メイヤー

よくある問題-04 正面を向きすぎ

両手打ちバックハンドで最もよくある問題のうちのひとつは、コンタクトで上体が正面を向きすぎるというものです。下の写真のようにです。


こうなってしまう原因の多くは、上体を十分にターンしていないことから生じます。

結果として、コンタクトで正面を向きすぎ、パワーが生み出せず、コントロールも失います。

コンタクトでは、上体が、ネット・ポストの方向を向くようにしなければいけません。



上の写真の、左は悪い例です。上体のターンが少ないのです。
右の良い例に比べてほんの少しの違いですが、結果は大きく異なってきます。

右の良い例では、ユニット・ターンから上体が捻り戻された後、上体の回転はゆっくりとなり、腕が加速していき、コンタクトをむかえます。

左の悪い例では、上体は回転しっぱなしで、コンタクトの時に上体が正面を向きすぎてしまいます。



上の写真で、コンタクトの時に、上体がどの方向に向いているか、よくわかると思います。

右のよい例では、コンタクトの後の上体の回転は、それほど大きくはなりません。

左の悪い例では、コンタクトの後も、上体は回り続けることになります。


矯正の仕方



ユニット・ターンを正しく行うことから始めます。肩は腰よりも少し多く回転し、背中はほんの少しだけネットの方向を向きます。これが、フル・ユニット・ターンです。まずはここをチェックします。

素振りを続けて、コンタクトの時の上体を、チェックします。そして素振りを続けます。

フィニッシュの時の、上体の向きを最後にチェックしてください。

そして、少しずつスピードを上げていきます。素振りでのチェックを、数多く行ってください。


うまくいくようになったら、実際にボールを打つ等、プログレッシブ・システムを使って、難易度を上げていくようにしてください。

以上

2015年11月19日木曜日

両手打ちバックハンドの青写真:よくある問題(その3):フロリアン・メイヤー

よくある問題-03 ビデオの撮り方

ビデオを撮って、私に送ってもらい、チェックすることは、オンライン・ウェブ・コースでは、とても有効な手段です。

今日では、ビデオを撮って、それを誰かに送ることは、簡単にできるようになりました。

スマートフォンかタブレットとともに、500円程度のコーチズ・アイというアプリを使います。

私に送るだけではなく、自分自身でビデオをチェックすることは、新鮮な驚きがあるものです。

新しい機種とアプリを使えば、簡単にスーパー・スローモーション・ビデオが見られます。

撮影は、誰かにとってもらうか、三脚を使います。

撮影には3つのアングルがあります。正面、側面、背後です。どれかひとつのアングルがあれば、チェックはできます。

正面の場合は、シングルス・サイド・ラインとサービス・ラインの交点のあたりから撮影します。

画像は、ストロークのすべてが映っていると同時に、十分に大きく撮影してください。小さいと何が起きているのかわかりません。

実際のラリーをしているときを、撮影してもらうのがベストですが、ここでは、片手打ちのバックハンドのドロップ・ヒットでデモンストレーションしてみます。


2~3ショットを撮影してもらえれば、十分です。

側面、背後からの撮影も同様です。


Coach's Eye
アップルでも、アンドロイドでも、動作します。

以上

2015年11月18日水曜日

両手打ちバックハンドの青写真:よくある問題(その2):フロリアン・メイヤー

よくある問題-02 よくある問題の対処法リスト

 典型的な原因 → 参照するビデオ

パワーがでない問題
 
 腕に頼りすぎ  → よくある問題:腕に頼りすぎ
              ドリル    :ダウン・アンド・アップ・ドリル
              基本     :ユニット・ターン、スタンスとスロット・ポジション

 正面を向きすぎ、回転しすぎ → よくある問題:正面を向きすぎ、回転しすぎ
                       ドリル    :フィニッシュを維持
                       基本     :コンタクト

 アウトサイド-イン・スウィン・パス → よくある問題:アウトサイド-イン・スウィング
                         基本     :グリップ、スロット・ポジション

 左に倒れる → よくある問題:左に倒れる
            ドリル    :フィニッシュを維持

 打つときにセンター側に動く → よくある問題:打つときにセンター側に動く
                      ドリル    :フィニッシュを維持

 不完全なユニット・ターン → よくある問題:不完全なユニット・ターン
                    基本     :ユニット・ターン

 遅いコンタクト → よくある問題:遅いコンタクト
             基本     :ユニット・ターン、スロット・ポジション
             ドリル    :フェンス・ドリル

 後ろ足が開放されない → よくある問題:後ろ足が開放されない
                   スタンス:すべてのビデオ


ミス、フレーム・ショットが多い

 正面を向きすぎ → よくある問題:正面を向きすぎ
               基本    :コンタクト

 回転しすぎ → よくある問題:回転しすぎ
            基本     :コンタクト
            ドリル    :頭を動かさない

 左に倒れる → よくある問題:左に倒れる
            ドリル    :フィニッシュを維持

 遅いコンタクト → よくある問題:遅いコンタクト
             基本     :ユニット・ターン、スロット・ポジション
             ドリル    :フェンス・ドリル

 ボールの行方を見る → ドリル:頭を動かさない


ショットがネットにかかる

 ラケットフェースがクローズ → よくある問題:ラケットフェースがクローズ
                     基本     :グリップ、コンタクト

 前に傾く → よくある問題:前に傾く
          ドリル    :フィニッシュを維持

 ラケットが下がらない → よくある問題:ラケットが下がらない


ショットがオーバーする
 
 ラケットフェースがオープン → よくある問題:ラケットフェースがオープン
                      基本    :グリップ、コンタクト

 後ろに傾く → よくある問題:後ろに傾く
            ドリル    :フィニッシュを維持

以上

両手打ちバックハンドの青写真:よくある問題(その1):フロリアン・メイヤー

よくある問題-01 イントロ

次の章にある、「よくある問題とその対処の仕方」を、まず利用してください。

あなたの両手打ちバックハンドに何が起こっているか、それを矯正するのに有効なビデオは、どれかを示しています。

何が悪いのかがわかったら、プログレッション・システムを使って練習を重ねてください。

ビデオを撮って、私に送ってもらえば、チェックを行います。ビデオを撮るのは、今ではとても簡単にできます。

どうやってビデオを撮り、私に送ればいいかわかるように、1章設けました。

よくある問題に対処するために、2つのコンセプトがあります。ひとつめは、誇張して矯正すること。ふたつめは、筋肉の活性化です。「よくある問題」の最後の部分で取り上げています。

以上

両手打ちバックハンドの青写真:ドリル(その7):フロリアン・メイヤー

ドリル-07 フェンス・ドリル(ショート・コンパクト・モーション)

腕については、ショート・コンパクト・モーションを、身につけることが重要です。

体を正しくセットすることで、おおきなスウィングではなく、コンパクトなスウィングで、パワーを生み出します。

体の反対側までラケットを動かすことは避けなければなりません。

フェンスを使ってのこのドリルは、大きなテイクバックを、矯正するのに有効です。

フェンスに平行に立ち、素振りを行います。フェンスは、背中の後ろまでのテイクバックを、妨げてくれます。

コンパクトなテイクバックであれば、フェンスには当たりません。
間違ったテイクバックだと、フェンスに当たります。

意識しなくても、ショート・コンパクト・モーションができるように、繰り返し練習してください。

以上

2015年11月17日火曜日

両手打ちバックハンドの青写真:ドリル(その6):フロリアン・メイヤー

ドリル-06 頭を動かさない

このドリルも、ほとんどの生徒に取り組んでもらう、重要なものです。

ボールがどこに飛んでいくのか気にせず、頭を動かさないようにします。

コンタクト・ポイントに集中し、ボールを打った後も、コンタクト・ポイントに頭を向けたままにします。

頭を動かしてボールがどこに飛んでいくのかを見るのは、ショットの質を下げます。

ボールがどこに飛んでいくのかは、コンタクトの時のフィーリングでわかるようになります。

前を向くのは、相手のコートにボールが弾んで、相手がショットを始める時です。

リカバリーは、頭を動かさない状態のまま、始めてかまいません。もちろん誇張した状態での練習としてですが。

時には、シングルス・サイド・ラインとサービス・ラインの交点に、誰かに立ってもらったり、物を置いたりして、このドリルを行うのも効果的です。


以上

2015年11月15日日曜日

両手打ちバックハンドの青写真:ドリル(その5):フロリアン・メイヤー

ドリル-05 フィニッシュ・ポジションの維持

ほとんどの生徒に行うドリルは、フィニッシュ・ポジションでとまって、バランスを維持することです。

多くのプレーヤーは、打ったあとバランスを崩します。バランスを維持するのは、必須です。

バランスを維持するドリルとして、打ち終わった後、2秒間フィニッシュ・ポジションを維持します。

打った後、右や左、前や後ろに傾いて、バランスを崩すのは問題です。

実際の試合では、2秒間フィニッシュ・ポジションを維持するのは困難かも知れませんが、まずは、しっかりとしたショットを打つことが先決です。次のボールへのリカバリーは、しっかりとしたショットを打ってから、行うべきです。


以上

両手打ちバックハンドの青写真:ドリル(その4):フロリアン・メイヤー

ドリル-04 ヒッティング・ダウン・ザ・アレイ


クリーンなショットと正しいスウィング・パスを身につけるドリルとして、ダブルス・アレイを使います。

ダブルス・アレイに、パワーを伴ったショットを繰り返し打てるようになれば、正しいテクニックが身についているということになります。

インサイド-アウトのスウィング・パスでラケットを振り、コンタクト付近では、前方かつ上方にラケットを動かします。

前方かつ上方にラケットを動かすことが、ダブルス・アレイにコンスタントにボールを打つ、唯一の方法です。

ボールを深く打つためには、腕を伸長することも必要です。

ダブルス・アレイにボールを打つといっても、打った後すぐに頭を動かさないようにしてください。

ダブルス・アレイに打つことがドリルの真の目的ではありません。一種の参照点です。正しいテクニックを見につける事に焦点を当ててください。



以上

2015年11月12日木曜日

両手打ちバックハンドの青写真:ドリル(その3):フロリアン・メイヤー

ドリル-03 インサイド-アウト・ヒッティング

トップ・スピンのかかった両手打ちバックハンドを打つためには、インサイド-アウト、体の近くから遠くへラケットを振る必要があります。

クロスコートに打つ場合でも、コンタクトの時の、ラケットの角度が変わるだけです。

このテクニックを身につけるために、有効なドリルは、実際にインサイド-アウトにボールを打つことです。

フォアハンド・コーナーから、逆クロスにボールを打ちます。

素振り、ドロップ・ヒット、ハンド・フィーディング、バスケット・フィーディングと難易度を上げていきます。

相手がフォアハンド・ストローク、自分はフォアハンド・コーナーでインサイド-アウトのバックハンドのラリーを行うのは非常に有効です。ただし、相手はアングル・ショットを打たないようにしないと、練習の目的が達成できません。

インサイド-アウトを意識して素振り。

ドロップ・ヒット。

以上

2015年11月11日水曜日

両手打ちバックハンドの青写真:ドリル(その2):フロリアン・メイヤー

ドリル-02 ダウン・アンド・アップ・ドリル

腕だけでなく、体全体を使ってボールを打つのを、助けてくれるドリルです。

腕を加速させるのは、最後になります。最初はほとんど腕は使いません。

最初は、肩に腕をクロスして当てて行います。次にラケットを持たずにスウィングします。さらにラケットを持って素振りを行います。それができたら、ドロップ・ヒットに移行します。プログレッシブ・システムを使って、徐々に難易度を上げていってください。


以上

両手打ちバックハンドの青写真:ドリル(その1):フロリアン・メイヤー

ドリル-01 素振り

素振りは、新しいテクニックを身につけるために、非常に重要です。

テクニックを改良するためには、素振りを行う必要があります。

ボールを打つことなく、自宅で、一人で、どこをどう動かすべきか、体と脳に覚えさせることができます。

毎日5分、繰り返し素振りをすることを、お勧めします。

プログレッシブ・システムを使って、徐々に難易度を上げていくことです。

最初は、動かない状態で行い、徐々に動きを取り入れます。また、フォアハンドと交互に素振りを行い、高いボールや低いボールもシミュレートするようにします。

常に、テクニックに集中するようにしてください。

素振りは、非常に効果的です。

以上

2015年11月10日火曜日

両手打ちバックハンドの青写真:基本(その9):フロリアン・メイヤー

基本-09 ハイ・フィニッシュ・ポジション

ターゲットに向かって伸長した後は、ハイ・フィニッシュ・ポジションをとります。

多くの人は、いかに高いところでフィニッシュしなければいけないかを、理解していません。

ハイ・フィニッシュ・ポジションは、手首は少なくとも目の高さより上となります。通常は頭の高さの少し上です。

その後、腕は肩のところに巻き込まれていきますが、ここはフィニッシュ・ポジションではありません。自然に開放されていくのです。

この過程で、体は上方に伸び、前足は真っ直ぐに伸びます。

コンタクトから、前方かつ上方にラケットを動かします。

腕は目の高さ、前足は真っ直ぐに伸びます。

最後は自然に開放されます。

以上

2015年11月9日月曜日

両手打ちバックハンドの青写真:基本(その8):フロリアン・メイヤー

基本-08 伸長(エクステンション)

コンタクトの後は、ターゲットに向かって腕を伸ばし、ハイ・フィニッシュ・ポジションを取る必要があります。

腕をターゲットに向かって伸ばすことは、とても重要です。

コンタクトの後、ラケットは前方かつ上方に移動し、左手首は、目または肩の高さにきます。とてもよいチェック・ポイントです。

この時大切なのは、体と左手首が大きく離れていることです。

また、左腕はほとんど真っ直ぐに伸びています。

ラケットは、前方かつ上方に移動。これが伸長です。

腕と上体が、大きく離れるように伸長。

以上

2015年11月7日土曜日

両手打ちバックハンドの青写真:基本(その7):フロリアン・メイヤー

基本-07 コンタクト

コンタクトは、ラケットののスピード、角度、動く方向に関係し、どこにボールが飛んでいくかを決定します。

コンタクト以前の段階では、コンタクトを最適化できるように準備しました。ラケット・ヘッドのスピードを増し、適切な方向にラケット・ヘッドが動くようにです。

コンタクトでは、ラケット・フェースは、地面に対して垂直にします。、時に少し下を向くこともありますが、非常にまれなことです。

コンタクトでは、ラケットは前方かつ上方に動かします。横に振らないようにしてください。

前方への動きはボールに深さを、上方への動きはトップスピンを生み出します。

インサイド-アウトに振ったラケットは、体から離れて左側に移動します。コンタクトの直前から、前方かつ上方に振るようにします。

コンタクトの後、ボールが離れて言った後、体の右側にラケットを開放するようにします。

ラケット・フェースは垂直

ほんの少し下を向く場合もありますが、ラケット・ヘッドのスピードが著しく早い場合に限られます。真似しようとしないでください。

前方、かつ上方です。


コンタクトの時の左手首は、ラケットの後ろに、堅固に位置するようにします。とても重要です。右手は、気にする必要はありません。

このときのラケットの先端の高さは、左手首の高さと同じぐらいにするようにするのが一般的です。それほど厳格ではありませんが。

コンタクトでは、上体はネットポストの方向を向いています。絶対に必要なことです。多くのプレーヤーは、過剰に上体を回してしまい、コンタクトで正面を向いてしまう間違いを犯します。

頭と目は、コンタクトの位置を向くようにします。

左手首の位置です。

同じく左手首の位置です。

コンタクトでは、上体はネットポストの方向を向きます。


コンタクトに位置は、右腰の少し前になります。前足のつま先の位置がよいガイドになります。また、

インサイド-アウトに振り出していますので、コンタクトでは、右腰と左手首が離れています。

前足つま先の位置です。 

体と左手首には距離があります。

以上