2015年12月27日日曜日

テクニックの改善に取り組むべき理由(その2):フロリアン・メイヤー

精神面

次に、テニスの精神面についてです。精神面は非常に大事なもので、すべてのプレーヤーが取り組むべき領域です。

最終的な目標は、コート上で自信を持てるようになることです。どのようにしてそこに辿り着くかが問題です。心に留めておくべき、2つの要素があると、私は考えています。

ひとつめは、自信を持てるようになるためには、プレーヤーとしてのスキルを身につけなければならないということです。自信を持ちたければ、テクニックを身につけ、戦略の基本を理解し、コート上を動きまわれる能力を身につけなければなりません。

精神面に問題のあるプレーヤーでよく見かけるのは、フォアハンドが弱く、バックハンドも弱く、サーブも弱いというプレーヤーです。どのストロークもマスターしていないプレーヤーが、コート上で自信を持てるわけがありません。

ふたつめの要素です。ここでの精神面は、インナー・ゲームと呼ばれる領域に、はいっていきます。テニスの上達に関する信念、テニス全般にわたる信念、ミスをした時に自分をどのように評価するか、学ぶことを重視する姿勢か、それとも結果を重視する姿勢か、などなどです。

限られた時間の中で、上達を最も効率的にするためには、インナー・ゲームに取り組むことは絶対に必要です。

しかし、これはコート上以外で取り組むことが可能ですし、コート上以外で取り組むべきだと私は信じます。

コート上の時間は、テクニック面の要素に取り組み、それを上達させるべきです。

(続く)

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