2015年12月13日日曜日

片手打ちバックハンド:テニスの基本の開錠(その1):ジェフ・ソルゼスティーン

私のバックハンドは両手打ちなので、片手打ちバックハンドの教材は、それほど集めていません。ジェフ・ソルゼスティーンの「ワン・ハンド・バックハンド・ソリューション」というウェブ・コースは、購入しているのですが、両手打ちバックハンドのものと同じく、膨大な情報量で紹介するのはほぼ不可能です。

ここでは、両手打ちバックハンドと同様に、「テニス・ファンダメルタルズ・アンロックド」の片手打ちバックハンドの部分を紹介します。構成は、両手打ちバックハンドと同じです。



片手打ちバックハンド-01 グリップ


セミ・ウェスタン・グリップ

片手打ちバックハンドのセミ・ウェスタン・グリップについてみていきましょう。フォアハンドのセミ・ウェスタンと混同しないようにしてください。

これは、トップ・スピンを容易に生み出すことのできるグリップですが、コンチネンタル・グリップに慣れている人が、このグリップに変更しようとするのは、非常に困難です。



上の写真のように、人差し指の付け根は、最上部の広い面から見て、左隣の狭い面にあります。また、上からだと、人差し指と親指が形作るVの形は見えません。





人差し指以外の指の付け根は、ほとんど最上面の広い面に接しています。手の平は、角度をつけてラケットを持ち、人差し指は他の指と離します。また、手のひらの端は、グリップエンドから浮いています。これが、トップスピンと加速を生み出す持ち方です。



上の写真の角度から見ると、セミ・ウェスタンのグリップがどのようなものか、よくわかると思います。人差し指と親指が形作るVの形は、ラケットの横の広い面の上にあります。親指は中指の上で結ばれ、ラケットの下に位置します。こうすることで、より梃子の力を利用でき、加速と自然なパワーを得ることができます。手のひらが角度をつけて、ラケットを持っていることもわかるでしょう。




上の写真は後ろから見たものです。これがいかに極端なグリップかがわかるでしょう。ラケットを垂直にするために、手首が折る必要があります。そうしないとラケット・フェースは下を向いてしまいます。



上の写真のように、手のひらの端の部分は、ラケットから離れます。

セミ・ウェスタン・グリップは、トップ・スピンを容易に生み出せるために、多くのプロ・プレーヤーが使うようになってきています。


イースタン・グリップ

イースタン・グリップは、近年のトップ・スピン・バックハンドを打ちたい場合には、最もポピュラーなグリップです。プロ・プレーヤーにおいても最も標準的です。




上の写真のように、人差し指の付け根は、最上部の広い面に位置します。手の甲の人差し指の関節は、その右側の狭い面に位置します。



上の写真のように、人差し指と親指が形作るVの形は、ラケットの横にきます。私はこの持ち方を、グリップの後ろ側と呼んでいます。こうすることで、トップ・スピンを生み出すことができます。グリップ・エンドは手のひらに隠れてみえません。また、手のひらは角度をつけてラケットを持つようにします。人差し指は、中指から離します。



横から見たイースタン・グリップです。手のひらが角度をつけてラケットを持っているのが、わかるでしょう。親指は中指の上で結ばれます。手のひらの端は、グリップ・エンドから離れます。こうすることで、トップ・スピンと加速を生み出すことができます。



上の写真は、後ろから見たものです。手のひらの端部は、ほとんどが最上部の広い面に位置します。手のひらの端の中央のひだの部分は、グリップから離れます。

もし、現在コンチネンタル・グリップを使用しているなら、イースタン・グリップに変更することをお勧めします。いきなり、セミ・ウェスタンは極端です。

以上

0 件のコメント:

コメントを投稿