2016年1月31日日曜日

フォアハンド:テニスの基本の開錠(その1):ジェフ・ソルゼスティーン

フォアハンド-01 グリップ

セミ・ウエスタン・グリップ


セミ・ウエスタン・グリップについて、みていきましょう。ストリングの面は、写真のスクリーンと平行です。こちらを向いているグリップの最も幅の広い面に、掌の底を置きます。



人差し指の根本の関節は、一番広い面より右側のグリップの面に位置します。また、親指と人差指の形作るVの字は、一番広い面より左側の面に位置します。



掌は角度をつけてグリップを持ち、グリップ・エンドが隠れるようにグリップの下の方を持ちます。こうすることで、梃子の力を利用することができます。




セミ・ウエスタン・グリップでは、上の写真のように自然にラケットの先端が少し落ちます。これにより、ラケットを振りぬいた時に自然にトップ・スピンがかかります。

掌に角度がついていること、人差し指が離れていることも確認してください。



上の写真は、後ろから見たところです。親指が中指の上にあります。


イースタン・グリップ

私は、セミ・ウエスタン・グリップを推奨しています。イースタン・グリップのプレーヤーは多いですが、ぜひセミ・ウエスタン・グリップにトライしてください。ただし、どうしてもグリップを変えられない人のために、イースタン・グリップについても説明しておきます。



人差し指の付け根の関節は、最も広いグリップの面に位置します。



上の写真でわかるように、イースタン・グリップでは、ラケットの先端は下を向きません。掌に角度をつけて持つこと、人差し指を離すことはどのグリップでも共通です。イースタン・グリップでは、セミ・ウエスタン・グリップに比べて、トップ・スピンの量が減ります。



後ろから見た写真です。

以上


2016年1月28日木曜日

お気に入りプレーヤーのページ更新

「お気に入りプレーヤー」のページに、■カミラ・ジョージのオーストラリアン・オープン2016 を追記しました。

フォアハンドのビデオチェック例

フォアハンドのビデオチェック例

2014年11月に、私のフォアハンドをフロリアン・メイヤーにチェックしてもらいましたので、紹介します。



ハイ、XXX(私のファースト・ネームです)。オンライン・テニス・インストラクションのフロリアンです。フォアハンドのビデオチェックをしました。あなたが取り組むべき最も重要な課題をピン・ポイントで説明します。

あなたのフォアハンドは、しっかりとした土台があり、たくさんの良いことが起こっています。ほんの少し改善することで、次のレベルに進めると思います。

さあ、見てみましょう。ショート・コンパクト・モーションはとても良いです。スウィングは背中の方まで行っていません。グッドです。

ここも、とてもよいアスレチック・ポジションです。ニュートラル・スタンスを使っているのもよいと思います。

多くの良い事が続いています。コンタクト・ポイントも良いと思います。左腰の前です。とても良いです。

しかし、ここでショットのコントロールを失い、かすかですがフレーム・ショットになっています。早く前を向く傾向があります。頭を早くあげています。

そして、少しバランスを崩す傾向があります。バランスを維持できてないということです。

最初に、しっかりとしたショットを打ことが、より重要です。次のショットに備えて横に動くことを心配するのは、その後です。しっかりとしたショットを打てば、次のボールに反応するのに、十分な時間が取れます。

取り組んで欲しいのは、頭を動かさないことです。打った後も、視線をコンタクト・ゾーンに留めてください。この瞬間ですが、コンタクト・ゾーンを見てください。前の方も向くのではありません。そうすることで、もっとクリーンなショットが打てます。

そして、フィニッシュ・ポジションを維持してください。「フォアハンドの青写真」のコースの中に2つのドリルがあります。「頭を動かさない」、「バランスを維持」のドリルです。
2つのドリルを見て、取り組んでください。そうすれば、あなたのフォアハンドは上達します。

もうひとつのショットを見てみましょう。重ねてですが、ここを見てください。頭です。あなたの視線は、ここでボールから離れていっています。頭を静止させる必要があります。視線は、コンタクトの場所に留める必要があります。

そしてほんのすこしの時間でよいので、フィニッシュを維持してください。ほんの少しで大丈夫です。フィニッシュを維持し、バランスを保ってください。次のショットに備えるのは、その後です。

以上が、優先して取り組んでほしいことです。問題を解決できれば、しっかりとしたコントロールを身に付けることができます。


あなたのフォアハンドは、結構良いので、レイト・ヒッティングに取り組んでもよいでしょう。コースの上級者向けビデオの章で紹介しています。今まで指摘したことが改善できたら、上級者向けの内容ですが、取り組んでも大丈夫です。

レイト・ヒッティングを使えるようになれば、格段のパワーとトップ・スピンがフォアハンドに加わり、新しいレベルに到達できるでしょう。

これについては、「トータル・フォアハンド・ドミネーション」というコースを用意しています。レイト・ヒッティングをどのように身に付けるかということに、焦点を当てています。

しかし、「フォアハンドの青写真」コースの上級者用ビデオの章で、レイト・ヒッティングと手首の役割について説明していますので、そちらを見てもらってもよいでしょう。

今回のビデオ分析は以上です。質問があればメールを下さい。では、さようなら。

以上

追記
現在は、「フォアハンドの青写真」と「トータル・フォアハンド・ドミネーション」の2つのコースは、セットにして販売されています。

フォアハンドの青写真(スタンスその6):フロリアン・メイヤー

スタンス-06 オープン・スタンス

オープン・スタンスは、右足と左足がほぼベースラインと並行になります。しかし、左足はわずかに右足より前にあるのが、通常です。



このスタンスは、限られた状況で使われるものです。よく使われるのは、コーナーに追いやられて、左足を踏み出す余裕がない時です。とても深いボールに対して、後ろに下がりながら打つときにも使われます。また、バック側のボールに対して、回りこんだものの、余裕がなくて左足を踏み出せない時にも、見受けられます。

典型的な状況での、オープン・スタンス・フォアハンドをいくつかお見せしましょう。

コーナーに追い込まれた場合です。



逆をつかれた場合です。



回りこんで、高く弾むボールに対処した例です。



特定の場面で、オープン・スタンスを使うことは、多くのプレーヤーにとって自然に身につく内容です。ニュートラル・スタンスとセミ・オープン・スタンスでの練習を行っていれば、自然と使えるようになります。もちろん特定の状況下でのオープン・スタンスの練習を行うことは悪いことではありませんが、ニュートラル・スタンスとセミ・オープン・スタンスでのしっかりとした基本に、より焦点を当ててください。

以上

フォアハンドの青写真(スタンスその5):フロリアン・メイヤー

スタンス-05 セミ・オープン・スタンス

セミ・オープン・スタンスは、ボールを打ち抜けると同時に、トップ・スピンの量も多くなります。通常は、高く跳ね上がるボールに対処するために使われます。プロの試合では、最も多く使われるスタンスです。

リクエーショナル・レベルでも、高く跳ね上がるボールに対処する場面はありますので、ニュートラル・スタンスとセミ・オープン・スタンスを使い分けるのは、有効です。

セミ・オープン・スタンスでは、左足がベースラインに対して、45度近辺の角度になります。



実際に打っているところを、いくつか見てみましょう。最初は、十分にトップ・スピンのかかったラリーボールで、通常の高さで打っています。



次は、深くてトップスピンのかかったボールを打ちます。



最後は、回りこんで、高く跳ね上がるボールを打ちます。



ニュートラル・スタンスでフォアハンドの基本を習得したら、セミ・オープン・スタンスでも打てるように、練習に取り組んでください。

素振り、自分でトス、手出し、ラケ出し、ラリーと段階を踏んでください。最初は奇妙な感じが、するかもしれませんが、ニュートラル・スタンスで基本を身に着けていれば、短期間で上達できます。

以上

フォアハンドの青写真(スタンスその4):フロリアン・メイヤー

スタンス-04 ニュートラル・スタンス

ニュートラル・スタンスは、後ろ足を決めてから、前足を打つ方向に踏み込みます。打つ方向に真っ直ぐに振り抜けるので、回転の少ない突き刺すようなボールを打つことができます。相手にプレッシャーを与えるべき状況で使います。

フェデラーは、短いボールやコート中央の高く弾まないボールで、ニュートラル・スタンスを数多く使います。アガシも、ニュートラル・スタンスを使って、突き刺すようなフォアハンドを打ちました。

下の例では、少し高い打点ですが、ニュートラル・スタンスを使っています。威力の少ないボールだったからです。威力のあるボールだったとしたら、セミ・オープン・スタンスを使ったでしょう。



次の例は、コートの中央付近の短いボールに対して、前に動いてニュートラル・スタンスを使って、攻撃しています。



以上

2016年1月27日水曜日

フォアハンドの青写真(スタンスその3):フロリアン・メイヤー

スタンス-03 ターン・アンド・ムーブ・ファースト

ボールが飛んで来る場所に、上体を回転させて動くということについて、話します。

基本の習得や、問題の矯正では、静止した状態でボールを打ちました。動くという要素を取り除くことで、テクニックに集中できるようにするためです。

ここからは、様々な状況に対応できるようにしなければなりません。ここからは、最初に上体を回転させて動くということを、忘れないでください。



以上

フォアハンドの青写真(スタンスその2):フロリアン・メイヤー

スタンス-02 後ろ足を決める

後ろ足を決めるというのは、とても大切なのですが、リクエーショナル・プレーヤーでこれを上手くできる人は少ないです。

ボールが飛んで来る方向へ動いていったら、ボールの後ろに、後ろ足を決めて、体重を乗せます。ここから、ニュートラル、セミ・オープンの方向に前足を踏み出します。



ニュートラル・スタンスの例です。



セミ・オープン・スタンスの例です。



オープンスタンスの例です。



ランニング・ショットのような場合、後ろ足を決めることはできませんが、ほとんどのショットでは、後ろ足を決めることは、とても重要です。

以上

2016年1月16日土曜日

フォアハンドの青写真(スタンスその1):フロリアン・メイヤー

スタンス-01 イントロ

スタンスについてお話します。私は、オープン・スタンスのほうが、ニュートラル・スタンスより優れているとか、或いはその逆とか、あるスタンスが他より優れているという考え方はしません。その時の状況に応じて、それに適したスタンスを使うのだと考えています。

ニュートラル・スタンス、セミ・オープン・スタンス、オープン・スタンスの3つについて説明します。

ニュートラル・スタンスは、前足が、後ろ足に対してネットの方向に垂直になります。サイドラインと平行です。



左足を左に動かして、45度方向に位置させると、セミ・オープン・スタンスです。



さらに左足を左に動かして、ベースラインとほぼ平行になると、オープン・スタンスです。この場合でも、左足は右足の前に位置します。



最近では、オープン・スタンスに対する議論が盛んで、多くのコーチがオープン・スタンスは、セミ・オープンやニュートラルより優れていると信じています。コーチによっては、初心者に対して、最初からオープン・スタンスを教える場合もあります。

科学的な根拠がある論文としては、ニュートラル・スタンスの時のラケット・ヘッドのスピードが、ほんの少し早いというものがあるだけです。

私は、オープン・スタンスから始めるのは、目標に向かってラケットを振りぬくのが困難なため、好ましくないと考えています。私は、ニュートラル・スタンスからはじめて、後でセミ・オープンを教えるようにしています。

ひとつ記憶にとどめておいてほしいのは、グリップによって好みのスタンスが変わってくるということです。薄いグリップでは、ニュートラル・スタンスで打つ機会が増えます。厚いグリップでは、オープン・スタンスで打つ機会が増えます。

プロ・ツアーでは、なぜオープン・スタンスが多く使われのか考えてみましょう。正確には、ほとんどセミ・オープンが使われ、オープン・スタンスは非常に稀です。現在のプロ・テニスでは、強烈なトップ・スピンの高く跳ね上がるボールが数多く飛んできます。ニュートラル・スタンスは、このようなボールに対処するのには向いていません。このため、高いバウンドのボールでも振り抜きやすいセミ・オープン・スタンスを使うのです。

すべてのプレーヤーは、3つのスタンスをマスターして、状況により使い分けれれるようになるべきです。

以上

フォアハンドの青写真(よくある問題その13):フロリアン・メイヤー

よくある問題-13 ラケット・フェースが下を向く

コンタクトでラケット・フェースが下を向いているため、ネットミスが多い問題です。



上の写真のような角度でコンタクトすると、ネットを越すのは難しいです。


これはテイクバックで、フェースが下を向きすぎているのが原因の場合が多いです。



矯正方法

まずテイクバック時の、フェースの角度を少し時計方向に戻してください。

テイクバック時の角度にかかわらず、コンタクトでフェースが上を向く場合は、ここで垂直になるように、矯正してください。



筋肉の活性化の方法も試してください。フェースを時計方向に回して垂直にするときに、左手でフェースの下の部分に抵抗を与え、筋肉を活性化させます。


以上

2016年1月15日金曜日

フォアハンドの青写真(よくある問題その12):フロリアン・メイヤー

よくある問題-12 ラケットフェースが上を向く

コンタクトで、ラケット・フェースが上を向いていると、ロング・ミスが多くなります。

また、この場合ラケットを後ろに引いた時点で、上を向いていることがよくあります。このケースでは、コンタクトでフェースを垂直に戻すのは、非常に困難です。

コンタクトでのフェースの角度はほんの少しでも、ボールの行方に劇的に変化を与えます。コンタクトでは必ず垂直になるようにしてください。



矯正方法

素振りで、コンタクト時のフェースを確認してください。上を向いている場合は、ラケットの下のエッジを後ろに回転させて、垂直にしてください。



垂直なフェンス等に向かって素振りをし、コンタクトでフェンスとどのような角度で接するかを確かめるのも有効です。

筋肉の活性化の方法を使うのも有効です。下の動画のようにすることで、正しい筋肉が働くようになります。


以上

フォアハンドの青写真(よくある問題その11):フロリアン・メイヤー

よくある問題-11 コンタクトが遅い

コンタクトが遅い、あるいは後ろというのも、よくある問題です。コンタクトが遅い場合、通常、肘と手が右肩のラインにあります。



適切なコンタクトの位置は、右肩と手は十分に離れ、右手は前足のあたりにあります。
ニュートラル・スタンスで、適正なグリップの場合です。



矯正方法

通常、原因はコンタクトの前の段階にあります。スロット・ポジションに焦点を当てて、取り組んでください。スロット・ポジションが正しくないと、コンタクトが遅れがちになります。また、この問題を矯正するのは、結構困難が伴います。下の動画で使用しているような、スウィング練習機を使うか、フェンスにボールを押し込んでそれを目安に練習してください。


以上

フォアハンドの青写真(よくある問題その10):フロリアン・メイヤー

よくある問題-10 腕に頼りすぎ

腕だけで打つのも、よく見かける問題です。体全体を使うことを忘れています。しっかりとしたストロークは、体全体を使い、運動連鎖していきます。足の底、足、体幹、そして腕に力は流れ、パワーを生み出します。



矯正方法

まずは、「ダウン・アンド・アップ」のドリルに取り組んでください。



もう一つの方法は、ラケットを持たずに、腕を一切使わず、練習する方法です。


以上

フォアハンドの青写真(よくある問題その9):フロリアン・メイヤー

よくある問題-09 前足を横にだす

前足をクロスして横に出し、体重をそこにかけてしまって打つ問題です。後ろ足を地面につけたままだと、腰がブロックされてうまく打てません。




矯正方法

最初に後ろ足を踏み出して体重を載せ、そこから前足を前に踏み出します。スタンスの章も参考にしてください。



以上

2016年1月14日木曜日

フォアハンドの青写真(よくある問題その8):フロリアン・メイヤー

よくある問題-08 回転しすぎ

回転のしすぎは、今日、より多く見られるようになってきました。プロの真似をするのが原因と思われますが、プロが回転を多く使う状況を誤解しています。また、多くのコーチが、上体の回転をパワーの源として使うように指導することが多くなってきています。

回転を多く使うようになってきていますが、どのような状況で使うのかを理解してください。強烈なトップスピンの高く跳ね上がるボールに対処する時です。リクエーショナル・テニスのレベルでは、よりコントロールされた上体の動きを使うほうが適切です。



上の右の写真では、回転を使おうとして頭が前を向き、右肩は左肩より前に出ています。これではフレーム・ショットが多くなります。

矯正方法

いつものことですが、スピードを落として、矯正したい部分に焦点あてて、取り組んでください。

焦点を当ててほしいひとつ目は、コンタクトでの肩の角度です。右肩は左肩よりほんの少し後ろか、同じになるようにします。素振りで、コンタクトの姿勢で一旦静止し、肩の角度をチェックしてください。



もうひとつは、コンタクト・ゾーンに視線を留めることです。こうすることで、下の写真のように回転し過ぎることを防げます。



以上

フォアハンドの青写真(よくある問題その7):フロリアン・メイヤー

よくある問題-07 アウトサイド-イン

ラケットを外側から内側へ、右から左へ、振ってしまう問題です。ボールは左側へ飛びやすく、フレーム・ショットも多くなります。



矯正方法

地面にマーカーを置いて、インサイド-アウトのスウィング軌道をイメージしやすくし、素振りをおこなうのが、有効です。



また、「インサイド-アウト」のドリルに取り組んでください。バックハンド・コーナーから、逆クロスにフォアハンドを打てば、必ずインサイド-アウトのスウィングになります。

以上

2016年1月13日水曜日

フォアハンドの青写真(よくある問題その6):フロリアン・メイヤー

よくある問題-06 上体が回らない

フォアハンドでパワーがでない最もよくある原因は、十分に上体が回転しない、ひねることができないというものです。

腕の動きだけに気を取られ、上体の回転、ひねりが、おろそかになっているのです。

プロ・プレーヤーは、少なくとも90度、通常はもう少し回転させます。最初は90度でよいでしょう、両肩をサイドラインと並行にしてください。左手を伸ばしてベースラインと並行にします。これで90度になります。



矯正方法

幸いなことに、上体が回らない問題は、比較的容易に矯正できます。

最初にやることは、左腕を伸ばして、ベースラインと平行にすることです。こうすれば、否応なく、体は90度回転します。



もうひとつのやり方は、ラケットを持たずに、また手を使わずに、ユニット・ターンの感覚を身につけます。


以上

フォアハンドの青写真(よくある問題その5):フロリアン・メイヤー

よくある問題-05 ラケットが十分に下がらない

ラケットが十分にさがっていないというのも。よく見かけます。ラケットが下がらないと、スウィングが水平に近くなり、ネット・ミスが多くなります。




矯正方法

「ラケット・ダウン」のドリルと、「肩から持ち上げる」のドリルを行ってください。

ラケットを十分に下げるためには、体に強制しなければなりません。体は慣れ親しんだ動き以外は、強制しないと動きません。

通常より高いところにネットを張って行う、「肩から持ち上げる」ドリルも、非常に有効です。

以上

2016年1月12日火曜日

フォアハンドの青写真(よくある問題その4):フロリアン・メイヤー

よくある問題-04 前傾する

バランスの悪さと、体重移動の不適切さがもたらす、もうひとつの問題は、前傾してしまうことです。

スウィングする前から、前傾してしまう人も多くいます。



最初に後ろ足に体重を載せ、前足を踏み出すと同時に沈み込んで、体重をセンターに移し、前方かつ上方に体重を移動させ、最後は前足に体重を移します。

最初に前足に乗るのではなく、後ろ足にです。



矯正方法

最初に後ろ足に体重をかけます。「スタンス」の章で説明していますので、見てください。

以上

フォアハンドの青写真(よくある問題その3):フロリアン・メイヤー

よくある問題-03 左に倒れる

リクエーショナル・テニスとジュニアテニスで、多く見られる問題です。左に倒れるのは、バランスがとれていないのが基本的な原因です。

前方かつ上方に重心が移動していないので、ボールを強く打つことも、深く打つこともできません。また、左に倒れることで、スウィングの軌道も左に寄ってきます。



矯正方法

まずは、何をしなければいけないか、頭のなかにイメージしてください。バランスを維持することです。「バランスを維持」のドリルに戻って、繰り返し練習してください。ニュートラル・スタンスでも、セミ・オープン・スタンスでも、オープン・スタンスでも同様です。

以上

2016年1月11日月曜日

フォアハンドの青写真(よくある問題その2):フロリアン・メイヤー

よくある問題と矯正方法-02 後傾

通常のショットでは、前方かつ上方に体重を移動させなければなりません。後傾するのは悪い癖といえるでしょうが、比較的容易に矯正できます。



矯正方法

前方かつ上方に体重を移動させ、フィニッシュで左足に体重が乗っているようにしてください。「バランスの維持」のドリルに戻って、繰り返し練習してください。


以上

フォアハンドの青写真(よくある問題その1):フロリアン・メイヤー

よくある問題とその対処方法 (ボールの飛び方から見るフォアハンドの解決方法)

ボールの飛び方の問題:パワーがない
パワーがないのは、通常、テクニックが貧困な印です。

典型的な原因     腕だけを使う:体全体で打っていない
考えられる解決法  体全体で打つ練習をする
みるべきビデオ    よくある問題:腕だけで打つ
              ドリル:ダウン・アンド・アップ・ドリル、素振り
              基本:体の動きに焦点を
              
典型的な原因     肩の回転が足りない
考えられる解決法  正しいユニット・ターンの練習をする
みるべきビデオ    よくある問題:上体が回転しな
              基本:ユニット・ターン、体の動きに焦点を
              ドリル:素振り

典型的な原因     アウトサイド-イン・スウィング
考えられる解決法  インサイド-アウトのスウィングを練習する
みるべきビデオ    よくある問題:アウトサイド-インのスウィング
              基本:インサイド-アウトのスウィング
              ドリル:インサイド-アウトのスウィング


ボールの飛び方の問題:ネットミスが多い
ネット越しに目標を見るプレーヤーに、ネットミスは多い。

典型的な原因     水平に振る、ラケットが下がらない
考えられる解決法  地面にラケットをつけて素振り、下から上へのスウィングに取り組む
みるべきビデオ    よくある問題:ラケットが十分に下がらない
              ドリル:ラケットを下げる
              基本:スロット・ポジション

典型的な原因     コンタクトでラケット・フェースが下を向く
考えられる解決法  コンタクトでフェースが垂直になるまで素振り、筋肉の活性化
みるべきビデオ    よくある問題:ラケット・フェースが下を向く
              基本:コンタクト


ボールの飛び方の問題:ボールが短い
相手に攻め込まれるため、ボールが短いのは大きな問題です。

典型的な原因     伸長が足りない
考えられる解決法  伸長とハイ・フィニッシュに取り組む
みるべきビデオ    ドリル:伸長、ハイ・フィニッシュ

典型的な原因     フィニッシュが低い、ウィンドシールド・ワイパーのし過ぎ
考えられる解決法  伸長とハイ・フィニッシュに取り組む
みるべきビデオ    ドリル:伸長、ハイ・フィニッシュ

典型的な原因     高さが十分でない
考えられる解決法  下から上へスウィング、ハイ・フィニッシュ
みるべきビデオ    ドリル:ラケットを下げる、肩から持ち上げる、ハイ・フィニッシュ
              よくある問題:ラケットが十分に下がらない

典型的な原因     腕だけで打つ
考えられる解決法  体全体を使う、ダウン・アンド・アップ・ドリル
みるべきビデオ    よくある問題:腕だけで打つ、
              ドリル:ダウン・アンド・アップ、素振り
              基本:体に焦点を当てる

典型的な原因     ラケットが下を向く
考えられる解決法  コンタクトでラケットが垂直になるように素振り、筋肉の活性化
みるべきビデオ    よくある問題:ラケットが下を向く


ボールの飛び方の問題:ボールが長い
ボールが長いのは、ネット・ミスほど多くは見られませんが、恒常的にする人は下を参照してください。

典型的な原因     打つときに後傾する
考えられる解決法  スウィングをコンパクトにする、バランスを保つ
みるべきビデオ    よくある問題:後傾する
              ドリル:ショート・コンパクト・モーション、バランスを維持

典型的な原因     ラケットが上を向く
考えられる解決法  コンタクトでラケットが垂直になるように素振り、筋肉の活性化
みるべきビデオ    よくある問題:ラケットが上を向く

典型的な原因     トップスピンが足りない
考えられる解決法  下から上へスウィング
みるべきビデオ    よくある問題:ラケットが十分に下がらない


ボールの飛び方の問題:右にミスする
コンタクトが遅いと右にミスしがちです。よく見受けられます。

典型的な原因     コンタクトが遅い
考えられる解決法  体と腕の同期、正しいスロット・ポジション、素振り
みるべきビデオ    よくある問題:コンタクトが遅い
              基本:体に焦点を当てる

典型的な原因     バックスウィングが大きい
考えられる解決法  スウィングをコンパクトにする、
みるべきビデオ    よくある問題:ラケットが十分に下がらない
              ドリル:ショート・コンパクト・モーション


ボールの飛び方の問題:左にミスする

典型的な原因     踏み込むのが早い、左に倒れる
考えられる解決法  バランスを維持
みるべきビデオ    よくある問題:左に倒れる
              ドリル:バランスを維持

典型的な原因     アウトサイド-インのスウィング、横に振る
考えられる解決法  インサイド-アウトのスウィングを練習する、ハイ・フィニッシュ
みるべきビデオ    よくある問題:アウトサイド-インのスウィング
              基本:フィニッシュ・ポジション
              ドリル:インサイド-アウトのスウィング。ハイ・フィニッシュ


以上

2016年1月10日日曜日

フォアハンドの青写真(ドリルその10):フロリアン・メイヤー

ドリル-10 バランスの維持

バランスを維持することは、テニスにおいて非常に重要です。トップ・プロは様々な困難な状況でもバランスを維持します。一方、リクエーショナル・プレーヤーにおいては、基本的なフォアハンドを打つ時でさえ、バランスを崩してしまいます。まずは、基本的なショットで、バランスを維持できるようにドリル取り組んでください。

素振りからです。フィニッシュで止まって、バランスを確かめてください。体重が左足に乗り、真っ直ぐに伸びた状態です。2秒から3秒止まってください。



ボールを打ってみます。


以上

2016年1月9日土曜日

フォアハンドの青写真(ドリルその9):フロリアン・メイヤー

ドリル-09 ショート・コンパクト・モーション

ここでは、ショート・コンパクト・モーションを身につけます。ユニット・ターンの時には、腕はほとんど何もしません。

よく見かけるのは、下の写真のように腕を大きく体の左側まで引いてしまうことです。このように引いてしまうと、ラケットを前方かつ上方に、振れなくなります。



ユニット・ターンの時に、後ろから見て、右腕が体の右側にあるようにしてください。下の写真のようにです。



男子のトップ・プロでは、体の左側までラケットを動かす選手はほとんどいません。女子ではかなりいますが、フォアハンドが武器とはいえないでしょう。

これは取り組むべき基本です。素振りから始めましょう。



次に実際にボールを打ってみます。右腕は、体の右側です。


以上

フォアハンドの青写真(ドリルその8):フロリアン・メイヤー

ドリル-08 素振り

ドリルとして一番重要なものは、素振りです。素振りのいいところは、矯正したいチェックポイントに集中しながらできるということです。スピードを落として行うことで、テクニックを向上させることができます。スピードを落とすことが鍵です。

また、家の中でも毎日行うことができ、試合の前でも、やりたいと思えばどこでも、行うことができます。

最初は、ニュートラル・スタンスから行ってください。オープン・スタンスやセミ・オープン・スタンスは、後から行うようにしてください。

まず、チェック・ポイントを意識しながら、とてもゆっくりとした速さで行います。下の動画のようにです。



そして、少しづつスピードを上げていきます。



スムースにいくようになったら、動きを加えます。



毎日行ってください。基本テクニックの上達にはかかせません。

以上

2016年1月8日金曜日

フォアハンドの青写真(ドリルその7):フロリアン・メイヤー

ドリル-07 肩から持ち上げる

前方かつ上方への動きは、肩からの動きで行ってください。単純に前方に振ったり、手首で打ったりしないでください。



この動きを身につけるのに有効な方法が2つあります。

ひとつはイメージの力を使うことです。肩から持ち上げるイメージを頭のなかに強く持ってください。正しいイメージを描くことは、基本を身につける上でとても有効です。

もうひとつは、ハイ・ネットを使うことです。しっかりとボールを持ち上げられるように、生徒に対して一週間これを使うこともあります。



ネットより高いところを通す練習を通じて、質の高いトップ・スピンと確実性を身につけてください。

以上

フォアハンドの青写真(ドリルその6):フロリアン・メイヤー

ドリル-06 頭を動かさない

頭を動かさないというのも、基本要素としてとても重要です。フェデラーはこれで有名ですし、ナダルもフォアハンドを打つときは同じように頭を動かしません。多くのコーチやプレーヤーがこのことを取り入れるようになってきました。

リクエーショナル・プレーヤーの多くは、ボールがどこに飛んで行くかすぐに知りたがるものですし、時にはコンタクトの前に正面を見てしまう場合もあります。下の動画です。



行って欲しいことは、コンタクト・ゾーンに視線をとどめ、頭を動かさないということです。ボールがストリングに当たるのを見なさいという人もいますが、それは不可能です。

フェデラーほど誇張して行うことは難しいですが、少しでも長く視線をとどめ、頭を動かさないようにすることで、体が早く正面を向かないようにしてください。



打った後ボールの行方を見たい場合には、頭を動かさずに、目だけでボールを追いかけることは可能です。

以上

2016年1月7日木曜日

フォアハンドの青写真(ドリルその5):フロリアン・メイヤー

ドリル-05 インサイド-アウト・スウィング

グラウンド・ストロークは、必ずインサイド-アウトの軌道でスウィングします。クロスコートへ打つ時でも、ダウン・ザ・ラインに打つ時でも変わりません。ラケットの角度によってコースの打ち分けを行います。

インサイド-アウトのスウィング軌道を身につけるのに有効なのは、実際にインサイド-アウトのフォアハンドを打つことです。インサイド-アウトのフォアハンドとは、バック・コーナーから、フォアハンドで相手のバック・コーナーにボールを打つことを意味しています。

反復して打つことで、インサイド-アウトのスウィング軌道を身につけることができます。



プログレッシブ・システムを使って、段階的に難易度を上げていってください。シンプルですが、とても有効なドリルです。

以上

フォアハンドの青写真(ドリルその4):フロリアン・メイヤー

ドリル-04 ハイ・フィニッシュ

スロット・ポジションから、前方かつ上方にスウィングして、高い位置でフィニッシュします。突き刺すような深いボールを打つためです。

肘が、下の写真の位置近くに来るようにし、また、肘がコートの相手側を向くようにしてください。



男子のプロ・ツアーでは、ボールのスピードとスピンの量が高いために、ウィンドシールド・ワイパー・スウィングで、もっと低い位置にフィニッシュすることがほとんどです。しかし、女子のプロ・ツアーでは、それほどでもありません。ここでは、しっかりと打ち抜けるように、ハイ・フィニッシュを習得してください。



オープン・スタンスでも、セミ・オープン・スタンスでも、ハイ・フィニッシュを練習してください。

以上

2016年1月6日水曜日

フォアハンドの青写真(ドリルその3):フロリアン・メイヤー

ドリル-03 ラケット・ダウン

このドリルは、ラケットを十分に下げるためのものです。

グラウンド・ストロークでは、ラケットを十分に下げずに、水平に近い軌道でスウィングしてしまうのが、最もよく見受けられる間違いです。下の動画のようにです。



スロット・ポジションでは、ラケットは右膝の近くにあることを思い出してください。これができるようになるために、ラケットバッグを使います。同じような高さであれば、他のものでも結構です。

最初は、素振りでラケットバッグにタッチします。軽くタッチするようにしてください。そうすれば前方かつ上方に振り抜けます。



次は、実際にボールを打ってみます。ラケットが一旦止まりますので、不自然に感じますが、ラケットが十分に下がっているかどうかを確認するのに有効です。



以上

フォアハンドの青写真(ドリルその2):フロリアン・メイヤー

ドリル-02 伸長

腕の伸長を、手助けしてくれるドリルです。

伸長とは、ラケットが目標に向かって前方まで動き、体と手の間に距離が確保されることです。下の写真のようにです。



伸長が少ないと、深いボールをうまく打てません。

ラケットの動き方を視覚化するために、地面にマーカーを置きます。ボールを3つ置く場合もあります。このラインに沿って、スウィングします。ラケットが体の左側に動く前に、体と手の距離が十分に離れるように練習してください。



多くのプレーヤーは、伸長をうまくできなくて、葛藤します。そこでもう一つ誇張したドリルを紹介します。ラケットを伸長した状態で止めて、ボールを打つドリルです。奇妙な感じがするかもしれませんが、実際に役に立つドリルです。



以上

2016年1月5日火曜日

フォアハンドの青写真(ドリルその1):フロリアン・メイヤー

ドリル-01 ダウン・アンド・アップ

ダウン・アンド・アップのドリルを紹介します。よりよいストロークを打つためには、下半身を使うことが重要です。ですが、これは低い姿勢のままでボールを打つということではありません。下から上への動きがなければ、トップスピンは生み出せません。

以前お見せしたドリルを思い出してください。



ボールを打ってみます。「ダウン・アンド・アップ」といいながらボールを打つことで、何をしなければいけないかに集中できます。



以上

フォアハンドの青写真(基本その7):フロリアン・メイヤー

基本-07 体の動きに焦点を

フォアハンドの基本要素をすべて見てきましたが、最も焦点をあててほしいのは、体の動きです。腕ではありません。多くのプレーヤーは、腕に焦点を当てすぎて失敗しています。

体の動きの感覚を得るために、ラケットを持たずに下の動画の動きを何度も繰り返してください。


以上

フォアハンドの青写真(基本その6):フロリアン・メイヤー

基本-06 フィニッシュ

コンタクトのところまでの基本要素を、ここまでで説明してきました。レディ・ポジション、ユニット・ターン、ニュートラル・スタンス、スロット・ポジション、インサイド-アウト・スウィング・パス、コンタクトでの手首の位置、前方かつ上方へのラケットの動きです。

コンタクトの後、可能な限り長く、ラケットを前方かつ上方に動かしてください。

その後、左肩の上で、左手でラケットをキャッチしてください。



フィニッシュは、高い位置です。フォアハンドの基本が習得できた後に、様々なフィニッシュを練習するようにしてください。今は、ハイ・フィニッシュを学ぶ時です。

ハイ・フィニッシュでは、前足に体重が乗り、前足は真っ直ぐに伸びます。スウィングの間、重心は前方かつ上方に移動します。

以上

2016年1月4日月曜日

フォアハンドの青写真(基本その5):フロリアン・メイヤー

基本-05 コンタクト

コンタクトは、テニスで一番重要です。ボールに対して、どのようなスピードで、どのような角度でコンタクトするかによって、どこにボールが飛んで行くか、どんなスピードで飛んで行くかが、決まります。

コンタクトの位置は、理想的には、ほぼ左の腰のあたりです。



手首は、角度がついて、グリップの後ろに位置します。コンタクトの前後でこの形を維持します。クリーン・ヒットするためには、とても重要なことです。

トップ・プロは、コンタクトの前に、上腕を使って手首を動かしますが、高度なコーディネート能力が必要です。まずは、クリーンなコンタクトを身につけてください。コンタクの前後で、手首の形を一定に保つということです。



もうひとつ大事なのは、コンタクトの前後で、ラケットは上方かつ前方に動くということです。これにより、トップスピンを生み出し、狙った方向にボールが飛んでいきます。

悪い例として、ラケットを横に振ったり、手首を折るように振る人がいます。フレームショットの原因となりますので、クリーンなコンタクトができるようにしてください。


以上

フォアハンドの青写真(基本その4):フロリアン・メイヤー

基本-04 ニュートラル・スタンス、スロット・ポジション、インサイド-アウト・スウィング

ユニット・ターンが完了して、下の写真のような姿勢をとっています。左腕は、ベースラインとほぼ平行、右腕はほぼ肩の高さです。



ラケットは高いところに構えます。ここから下に降りていくことで、ラケットのスピードを増すことができます。低い位置からでも打つことは可能ですが、スピードが少し落ちます。ほとんどのトップ・プレーヤーは、高い位置にラケットを構えます。

ここから、左足を前方に踏み出して、ニュートラル・スタンスを取ります。両足の位置関係は、サイドラインとほぼ平行になります。下の写真です。



ニュートラル・スタンスを基本とするのは、目標に向かって振り抜けるのと、腕の伸長がしやすいからです。これにより、ボールを深く打つことができます。

ラケットを下方に振り始め、スロット・ポジションを通過します。ラケットは右膝の近くにあり、グリップエンドはボールが飛んで来る方向を向きます。下の写真です。



そして、コンタクトに向けて、インサイド-アウトにスウィングします。ラケットは体の近くから遠くへ離れて動きます。この時、体は上方に動きます。この動きにより、トップスピンを生み出し、ボールにエネルギーを与えることができます。


以上


2016年1月3日日曜日

フォアハンドの青写真(基本その3):フロリアン・メイヤー

基本-03 レディ・ポジション、ユニット・ターン


基本について始めましょう。基本について一通り説明したあと、基本の習得を助けてくれるドリルを紹介します。


レディ・ポジション

すべては、レディ・ポジションから始まります。右手はフォアハンドのグリップです。左手はスロートに位置させます。指を一本ストリングにかける人もいます。両手打ちの場合、両手でグリップを持つ人もいます。好みでかまいません。足を肩幅の2倍に広げてください。



ユニット・ターン


上の写真のように、体全体を回転させてください。腕はほとんど動きません。ユニット・ターンは非常に重要です。多くのプレーヤーは、腕だけでテイク・バックしてしまいます。下の写真のようにです。



スウィングの準備のためのユニット・ターンがどのようなものか、下の動画の動きを何度も行って、感触を掴んでください。



もうひとつのとても良いドリルは、下の動画です。これを繰り返し行えば、腕がほとんど動かないという感覚を実感できます。



最後にスーパー・スローで確認しましょう。


以上